オーストラリアでのツリークライミング事情(1)
ISAAC Australian Tree Climbing Championships
Director川尻秀樹 レポート
2005年9月30日から10月5日までオーストラリアのTASMANIA島で、9回ISA(International Society of Arboriculture)のオーストラリア支部の国民会議とツリークライミングチャンピオンシップが開催されました。
これに参加するため、TCJ Founder ジョンさんと川尻が9月29日~10月7日の間、オーストラリアで情報収集してきましたので、報告します。
今回の視察は、ジョンさんが2005年8月にオーストラリア・ブリスベンで開催された5年に一度開かれるIUFROという国際学会(ユフロ・国際林業研究機関連合)で『ツリークライミングにおけるツリーセラピー』の研究発表をした際、ISAディレクターのMr. Hugh Taylor(ヒュー テイラー)と会談し、特別に参加させて頂けたものです。
【9月30日】
二日かけてようやく到着したタスマニア島のLaunceston(ローンセストン)でホテルに荷物を置くやいなや、コンフェレンス会場兼ツリークライミングチャンピオンシップ会場であるシティー・パークに向かいました。
コンフェレンス会場に入ろうと入口を捜していると、写真のように道具類を綺麗に整頓したただ者ならぬ人物を発見。早速、ジョンさんが話をすると、彼はスコットさんというARBORIST(アーボリスト)で、ロープメーカーのYALE社のナンバー・1・スプライサーでもありました。
続いてコンフェレンス会場入り口で記念撮影。
会場内に入ると、まるで展示会場。チェンソーのハスクバーナやスティール、樹木の木材内部診断のPICUSや、VERMEERという大型林業メーカーの機械に混じって、ツリークライミング用品も展示販売されていました。
驚いたのはVERMEER社の展示ブースで、SHERRILLの製品類を取り扱っており、そこで売られていたポスター、な、何と、TCJの彦坂さんセコイアクライム時の写真がポスターとして売られているではありませんか?
ポスターにされて世界各国で販売されるほど凄いクライミングをTCJが実施している証拠でもありますが、何の断りもなく勝手にポスターにしているとは驚きでした。
とにかく、日本をたって二日目には、次はどんなものに出会えるのか楽しみで、眠れぬ夜を過ごしたのです。