2006年7月23日フィジカルチャレンジツリークライミング

毎日、障がいを乗り越えてがんばっている人達を”フィジカルチャレンジャー”といいます。
私たちは”身体障がい者”という言葉は使いません。そんな仲間がツリークライミングを通じ、同じ木の上のすばらしい世界を分かち合います。


去る2006年7月23日愛知県瀬戸市定光寺町、野外活動センターで行われたフィジカルチャレンジツリークライミング。
TCJのオフィシャルインストラクター小畑大志朗さんご夫妻の協力により愛知県内の養護学校のお母さんネットワークで呼びかけられ、6名のフィジカルチャレンジャーとそのご家族がTCJの有賀さん、後藤さん、伊藤さん、鈴木克哉さん、松村さん、山中さん、斉藤さん、そしてジョンギャスライトとたくさんの方のボランティアに支えられ、ツリークライミングを体験しました。

今回の参加者、双子のチャレンジャー林兄弟のお母さんより“初めてのツリークライミングを体験して”という体験記が届きました。

チャレンジャーの子どもたちの元気な姿は毎日そばにいるお母さんやおばあちゃんに大きな喜びをくれました。また二人ともとっても楽しそうでした。この体験のあと二人は回復のための集中訓練を受けるため医療センターで毎日頑張っているそうです。
センターの自分のベッドのところにツリークライミングの写真を貼っているそうです。
ツリークライミングの時の思い出が元気の出る薬になって、辛い訓練も乗り切って欲しいと、ツリークライミングジャパン一同、願っています。

届いた体験記をご紹介します。

7月23日 小学2年生になる双子の息子と、実家の母、私の4人ではじめてツリークライミングを体験させていただきました。小学2年の息子ふたりは、脳性麻痺の為、肢体不自由で車椅子を使って生活しております。そんなふたりが今回 多くの方々にサポートして頂き、木登りを体験することができました。ハンデを持った二人が高い木に登ることができるなんて夢のようでした。今まで歩くことのできない我が子は、いろいろなチャレンジを諦めておりました。しかしこのような機会を与えていただき本当にラッキーです。

最初私自身ツリークライミングを全く知らなかった為、本当に大丈夫だろうか?と不安でいっぱいでしたが、私たちの為に多くの方々が万全な準備をして待っていてくださり、本当に嬉しかったです。子供たちも安全に登れるような椅子?が用意され私の不安は解消されました。木登りする前は、ふたりとも少し緊張し、不安な顔をしていましたが、ジョンさんはじめ皆さんに声をかけていただき、だんだん木に登りたくなったようでした。ふたりは満面の笑みで、ツリークライミングを心から楽しんでいるようでした。自分でロープを握り、一生懸命 引っ張っておりました。今まで見たこともないような笑顔で頑張っていました。そんな二人の笑顔をみて、本当に参加できて良かったと思い、嬉しくて、感動しました。今回の体験で、ふたりは挑戦する勇気と、達成感をあじわうことができました。この体験がこれから、彼らにとって自信につながっていくことでしょう。
皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。この感動をもっと多くの方々に知っていただけたらと思います。本当にありがとうございました。

林みどり

ぼくは、はじめてツリークライミングをしました。みんながぼくをてつだってくれ高い木にのぼれました。さいしょ森に入るときみんなで森に「おじゃましまーす。」とあいさつしたのがよかったです。すごく楽しかったです。 林よしまさ

ぼくは7月23日ツリークライミングをしました。大きな木にのぼり下を見たらみんなが小さくみえました。ぼくがすごく大きくなったようにおもいました。こんどはもっと大きい木にのぼりたいです。ジョンさんたちがいろいろおはなししてくれたのがすごく楽しかったです。みんながぼくの車いすをもちあげて、森の中をはしってくれおもしろかったです。

林ひろまさ

7月23日の全体的なイベントの写真はこちらから