第8回 全国市町村の森サミット in 宮崎

2月13・14日と宮崎県宮崎市で『第8回全国市町村の森サミット in 宮崎』が開催されました。このサミットには、北海道から鹿児島までの全国の地方自治体、林野庁長官、宮崎県知事、営林局の関係者など、430人が参加しました。また、「太陽・水・緑、森と人とのいい関係」をテーマに、宮崎大学中尾教授、宮崎県森林組合連合会中武会長、椎葉女性林業グループ椎葉会長、どんぐり1000年の森をつくる会樋口会長、宮崎市津村市長によるパネルディスカッションが行われました。

開会式…全国市町村の森サミットin宮崎の会場風景

このサミットの中で、代表ジョンギャスライトが『カモナツリーハウス!~自然大好き!これが本物のアウトドア人生だ!~』という題目で基調講演を行いましたので報告します。講演内容は、ジョンさんの生い立ちやご家族の話に始まり、味噌樽との出会いとツリーハウス、フィジカルチャレンジャー彦坂さんとの出会いとツリークライミング、レクリェーショナルツリークライミングを通した自然体験の可能性の広さ、等にまで及びました。
講演が始まるやいなや、聴衆のほとんどが『フンフン、ウンウン、なるほど~!』と頷きジョンさんの話に引き込まれました。これまで何度か聞いたことがある私も、知らぬうちに引き込まれ、はや70分が過ぎ、最後にジョンさんからフィジカルチャレンジャー小原たかき崇暉くんの作文紹介がされました。
崇暉くんのツリークライミングに挑戦する姿勢や意欲、明るい希望、彦坂さんとの関係、将来の夢などに、会場に居合わせたお堅いおじさん達も心を熱くし、目頭を押さえるほどの感動を生みました。

講演…ジョンさんの講演風景

 講演が終わっても、多くの方がジョンさんやツリークライミング、彦坂さん、崇暉くんの話に酔いしれ、何度も話題に上りました。運良く同席した私としては、改めてジョンさんとツリークライミングの魅力に気づかされる一日を過ごしたのです。

九州宮崎県のフィールド探検

全国市町村の森サミットに参加後、宮崎市役所の岩井さんご案内で、宮崎市内のフィールドを見学してきました。
行程:宮崎市つばきやま椿山公園~宮崎こどもの国~宮崎市内街路樹~平和台公園


1. 椿山公園は元々はスギ林(おびすぎ飫肥杉)の森に、日本中のツバキを植えて公園化してあり、ここでジョンさんは森サミットの記念植樹として、九州森林管理局局長さんたちとツバキの白侘助に土を被せました。


2. 椿山公園はツバキのタネも多く拾えるので、これに圧力をかけて絞りました。ツバキ油はオレイン酸が多く含まれ、お相撲さんの鬢付け油に使われます。


3. 公園周辺はスギや広葉樹の森もあり、シングルロープテクニックで攻めることが出来そうでした。


4. 次のこどもの国は、宮崎観光が運営する公園で、タブノキの森があります。タブノキは暖地性の代表的な植物で、ツリークライミングに適した木や、シダの一種であるオオタニワタリもついた大木があります。


5. こどもの国は世界中のツバキが植栽されており、昼食にはツバキの花のテンプラなどがある椿御前が名物です。

6. 宮崎市内では県庁前にあるアコウの木をみました。木の根が空中にも出てきており、独特の樹形をしています。この木もクライミングしてみたい木でした。


7. 県庁横の街路樹はすべてクスノキでした。ジョンさんと、この木でもクライミングできますねと街路樹を見て歩きました。

8. 平和台公園にはスギ、クスノキ、サクラ、ナンキンハゼ、センダンの大木がありました。公園内には埴輪(はにわ)公園もあり、神秘的なフィールドだと感じました。


9. 平和台公園には野鳥も多く、定光寺でも見られるキツツキのコゲラがいました。

TCJディレクター  川尻秀樹